こんにちは!
伏見駅裏1分名古屋victoireです
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この実験を皆様は知っていますか?
マシュマロを使って子供の自制心と将来の社会的成功の関連性を測る事を目的とした実験でスタンフォード大学の心理学者が1970年頃に実施した実験
内容は↓
4歳児186人を対象に1人1人にマシュマロを1つ与え「私が帰る迄の15分の間、食べるのを我慢したらもう1つあげる」と告げて部屋から出る
残された子供達の行動を観察した結果、2/3の子供は我慢できず食べてしまったが、1/3の子供は15分間我慢した
実験に懐疑的だった研究者達が更に再現実験を行った結果、我慢できるかどうかは「子供の自制心」よりも「置かれている社会的・経済的環境」の方が影響しているという事
社会的に成功する可能性が高いのは自制心の高い子供でなく、親の年収と家庭環境に恵まれた子供

再現実験で明らかになった事は↓
貧しい家庭環境の子供は日々の生活に保証がなく、目の前の食べ物がいつ無くなるか分からないと感じていて
又、買ってあげるといった将来の報酬の約束も、経済的な理由により破られる可能性があると感じていて、当てにならない将来の利益より目の前の利益を優先した方が合理的だと感じている
一方、裕福な家庭環境の子供は大人は食べ物を所有するだけの経済的な安定性を持っている事を知っている為、喜びを先延ばしする方が合理的だと判断でき
この様な背景の差から貧しい家庭環境の子供は我慢できない子が多くなり、裕福な家庭環境の子供は我慢できる子が多くなるという訳

子供達に我慢させたのは自制心でなく、今我慢すれば将来より多くの報酬が得られるという将来に対する信頼感

目先の利益ばかりを追い求める人と、長期的な利益を見据えて目先の利益に惑わされない人 →どちらがより社会的に成功しやすいかは明らかブログ画像この結論だけ見ると「結局どんな家に産まれるかで人生決まるのか?」と残念な気持ちになりますが、その後の学業成績の差は10%しかなく、境遇に負けず良い成績を残した人も沢山いて、自分次第で人生はいくらでも好転させる事が可能だという事も言える訳で、その為には小さな成功体験等何かのキッカケを得て将来への信頼感を取り戻す必要がありますね

●今日の名言

天国に一人でいたら、これより大きな苦痛はあるまい